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特集 術前・術後管理 '91 H.術後合併症の対策 c.開胸術後の合併症
気管支瘻
著者: 諸星隆夫1
所属機関: 1関東労災病院外科
ページ範囲:P.218 - P.220
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肺切除術後の気管支瘻は,最近では縫合材料の改善,抗生物質の進歩,術前・術後管理の向上などにより減少の傾向にあり,他の術後合併症に比し頻度は必ずしも高くない.
しかし,一旦発生すると難治性で,吸引性肺炎や膿胸などの合併症を併発し,致命的となる確率も高く,その治療対策に苦慮することが多い.したがって,気管支瘻を来した場合には,迅速で,かつ適切な対応が必要である.
肺切除術後の気管支瘻は,最近では縫合材料の改善,抗生物質の進歩,術前・術後管理の向上などにより減少の傾向にあり,他の術後合併症に比し頻度は必ずしも高くない.
しかし,一旦発生すると難治性で,吸引性肺炎や膿胸などの合併症を併発し,致命的となる確率も高く,その治療対策に苦慮することが多い.したがって,気管支瘻を来した場合には,迅速で,かつ適切な対応が必要である.
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