文献詳細
特集 術前・術後管理 '91
H.術後合併症の対策 c.開胸術後の合併症
文献概要
■問題点の解説■
胸骨を切開する手術到達法は従来,主として心臓外科に用いられてきた.消化管手術の到達法として利用されるようになったのは比較的最近のことである.骨が細菌感染に対する抵抗力が弱いことが外科医の心理に抑制的な働きを及ぼしたのであろう.消化管内細菌に対し有効性の高い抗生物質の開発が骨への侵襲を可能にしたと考えられる.
胸骨切開創の感染の対策とは,言い換えると胸骨感染の予防と治療ということになろう.
胸骨を切開する手術到達法は従来,主として心臓外科に用いられてきた.消化管手術の到達法として利用されるようになったのは比較的最近のことである.骨が細菌感染に対する抵抗力が弱いことが外科医の心理に抑制的な働きを及ぼしたのであろう.消化管内細菌に対し有効性の高い抗生物質の開発が骨への侵襲を可能にしたと考えられる.
胸骨切開創の感染の対策とは,言い換えると胸骨感染の予防と治療ということになろう.
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