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文献詳細

雑誌文献

臨床外科46巻11号

1991年10月発行

文献概要

特集 術前・術後管理 '91 H.術後合併症の対策 d.開腹術後の合併症

開腹術後の吃逆

著者: 望月英隆1 玉熊正悦1

所属機関: 1防衛医科大学校第1外科

ページ範囲:P.226 - P.228

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 ■臨床的意義■
 吃逆とは横隔膜の不随意な間代性痙攣で,最初に呼吸運動が起こり,その途中で急に声門が閉じる病的な呼吸反射であって,通常異様な音の発生を伴う.横隔膜の間代性痙攣は一側性のみならず両側性のこともある.
 吃逆自体は危険なものではないが,これが長期にわたると経口摂取はもとより呼吸・睡眠が妨げられるのみならず,エネルギー消費量が増加し,精神的ストレスが募って疲労困憊する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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