icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科46巻11号

1991年10月発行

特集 術前・術後管理 '91

H.術後合併症の対策 d.開腹術後の合併症

開腹術後の創感染

著者: 渡邉千之1 石山賢1

所属機関: 1自衛隊中央病院外科

ページ範囲:P.242 - P.243

文献概要

 ■問題点■
 創感染は,18世紀末に患者を病院に収容して治療するようになって以来,外科医にとって大きな問題で,優秀な抗生物質が使えるようになった現在においても手術成績や患者回復に与えるマイナスは依然として大きい.特に開腹術例では腸内細菌による汚染の機会が多いため,その頻度が高く,術後合併症のかなりの部分を占めている.
 ■病態と病因■
 清潔な手術創は一次的治癒過程をたどり,5〜7日で完治する.創感染の成立には図に示すように,①細菌側の因子,②創の状態③生体の感染防御機能が複雑に関与している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら