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文献詳細

雑誌文献

臨床外科46巻11号

1991年10月発行

文献概要

特集 術前・術後管理 '91 H.術後合併症の対策 e.消化管術後の合併症

胃切除術後の急性胆嚢炎

著者: 古河洋1 平塚正弘1 岩永剛1 今岡真義1

所属機関: 1大阪府立成人病センター外科

ページ範囲:P.276 - P.277

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 ■定義■
 術後急性胆嚢炎は「胆道系以外の臓器の手術後1ヵ月以内に発症する術後早期の胆嚢炎」と定義される(日本胆道外科研究会)1).手術後1ヵ月以上経過しても,手術と関連の考えられるものはもちろん含まれる.また,胆嚢結石を有するものも含まれるが,この病態の特徴とするところは,無石性の術後早期の胆嚢炎である.
 胃癌手術後の急性胆嚢炎ではAppleby手術のように胆嚢動脈の血行に問題を生じ,壊死性胆嚢炎を引き起こすものと,それ以外の胃切除術に伴う胆嚢炎に分けられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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