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特集 術前・術後管理 '91 H.術後合併症の対策 e.消化管術後の合併症
癒着性イレウス術後の縫合不全
著者: 関川敬義1
所属機関: 1山梨医科大学第1外科
ページ範囲:P.280 - P.281
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①口側腸管の術前減圧不十分②吻合部腸管の浮腫,循環障害③吻合部の過緊張④術中腸内溶液による吻合部汚染⑤栄養状態の低下⑥合併症の存在(糖尿病,肝硬変など)⑦放射線障害によるイレウス
縫合不全の主原因に吻合部の浮腫,循環不全の残存が考えられる.術中肉眼的に浮腫がないと判断される場合でも,口側断端は時間経過とともに浮腫がみられる.吻合後の減圧チューブが有効に作用しないと,吻合部内圧が上昇し縫合不全の原因となる.全身的因子では,血清総蛋白,アルブミンの低下がその原因となる.放射線障害によるイレウスでは,腸管壁の線維化が高度で,吻合しても創傷治癒機転が進まないことが多い.
①口側腸管の術前減圧不十分②吻合部腸管の浮腫,循環障害③吻合部の過緊張④術中腸内溶液による吻合部汚染⑤栄養状態の低下⑥合併症の存在(糖尿病,肝硬変など)⑦放射線障害によるイレウス
縫合不全の主原因に吻合部の浮腫,循環不全の残存が考えられる.術中肉眼的に浮腫がないと判断される場合でも,口側断端は時間経過とともに浮腫がみられる.吻合後の減圧チューブが有効に作用しないと,吻合部内圧が上昇し縫合不全の原因となる.全身的因子では,血清総蛋白,アルブミンの低下がその原因となる.放射線障害によるイレウスでは,腸管壁の線維化が高度で,吻合しても創傷治癒機転が進まないことが多い.
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