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文献詳細

雑誌文献

臨床外科46巻11号

1991年10月発行

文献概要

特集 術前・術後管理 '91 H.術後合併症の対策 f.肝・胆・膵・脾術後の合併症

外胆汁瘻

著者: 内村正幸1 前田茂人1 脇愼治1

所属機関: 1県西部浜松医療センター外科

ページ範囲:P.304 - P.306

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 ■分類■
 胆汁瘻(biliary fistula)は外胆汁瘻と内胆汁瘻に分けられる.外胆汁瘻の報告は1670年になされたThilesus1)の報告が最初とされ,結石の嵌頓から膿瘍を形成した胆嚢が腹壁に癒着し,これが穿通して,自発性外胆汁瘻を形成した症例である.
 最近ではこのような自発性の外胆汁瘻の症例は極めて少なく,多くは緊急手術や減黄を目的に手術的に造設された外胆汁瘻か,胆道系手術後に合併症として発生する難治性の外胆汁瘻である.
 本稿では,急性胆嚢炎に対し緊急に行う外胆汁瘻の二期的処置と合併症として発生した難治性外胆汁瘻について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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