文献詳細
カラーグラフ Practice of Endoscopy
大腸内視鏡シリーズ・Ⅲ
ポリペクトミー—平坦・陥凹型早期癌の取扱い
著者: 工藤進英1 日下尚志1 中嶋孝司1 木俣博之1 三浦宏二1 高野征雄1 藤井隆広2 檜森昌門2 鈴木裕2 寺井毅2
所属機関: 1秋田赤十字病院外科 2秋田赤十字病院内科
ページ範囲:P.1305 - P.1310
文献概要
大腸において平坦・陥凹型早期癌は幻の癌ともいわれ,非常に稀な疾患1〜3)として捉えられ,発見されることが少なかった.しかし,大腸内視鏡により詳細な観察を行うことにより,多く発見され治療されるようになってきた.平坦・陥凹型癌は小さくとも深達度進展の進んだものが多く,臨床的に重要な病変が多い.また反面,病変が小さいことと,隆起を伴わないことから臨床的に発見が難しい疾患である.
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