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文献詳細

雑誌文献

臨床外科46巻13号

1991年12月発行

特集 院内感染—現状と対策

術中の院内感染対策

著者: 小林寛伊1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院手術部

ページ範囲:P.1473 - P.1480

文献概要

 手術中の汚染に起因する感染には,内因性感染と外因性感染とがある.手術の清浄度によって創感染率は異なるが,いずれにおいても,感染につながる諸因子を考慮して,それらによる汚染の機会を,少しでも少なくする努力が重要である.感染に関与する周手術因子としては,手術野除毛方法,創被覆方法,無菌操作の破綻,手術時間,手術時手洗い方法,ガウン・ドレープの質,手術野消毒方法,手術器械滅菌方法,空調,その他があり,これら個々の因子に対して,汚染経路を断ち切る対策を一歩一歩着実に遂行してゆくことが大切である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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