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臨床報告
肝に発生した血管筋脂肪腫の1切除例
著者: 渡邉至1 加藤栄一1 木村幹1 山口正人1 佐藤智1 葛西森夫1 渡部信之23 斉藤春夫23
所属機関: 1NTT東北逓信病院外科 2NTT東北逓信病院放射線科 3現博愛会一関病院
ページ範囲:P.1525 - P.1528
文献購入ページに移動血管筋脂肪腫(angiomyolipoma)の多くは腎に発生する腫瘍で,その40〜50%は全身性の結節性硬化症を有し,また結節性硬化症の随伴症として現れることも多い(60〜80%)1〜3).しかし,これが肝に発生することは極めて稀で,Goodman&Ishak(1984)4)が肝の本腫瘍12例を報告する以前には,英文の文献上に3例の記載しか認められていない5〜7).
X線学的に極めて奇異な所見を呈するが,腎に発生したものとの類似性から画像診断が可能である3,8).
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