icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科46巻2号

1991年02月発行

文献概要

特集 急性腹症の近辺—他科からのアドバイス

産婦人科領域における急性腹症

著者: 陳偉業1 深谷孝夫1 矢嶋聰1

所属機関: 1東北大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.159 - P.163

文献購入ページに移動
 激痛を主訴とする急性腹症の原因疾患を診断するのは,必ずしも容易ではない.しかし,従来の問診,視診,聴診,触診などの理学的所見や,血液検査などの一般臨床検査に加え,近年は補助診断としての腹腔鏡検査,超音波,CTなど画像診断の導入によって,診断精度が向上し,すばやく有効な治療を開始することができるようになった.
 産婦人科領域においては,急性腹症を来す疾患として,子宮外妊娠,卵巣嚢腫破裂,卵巣腫瘍や子宮漿膜下筋腫の茎捻転,卵巣出血,骨盤内炎症性疾患などをあげることができる.他科の急性疾患と同様,バイタルサインに注意しながら診察や検査をし,最適な治療を行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?