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文献詳細

雑誌文献

臨床外科46巻2号

1991年02月発行

文献概要

特集 急性腹症の近辺—他科からのアドバイス

小児腹部救急の実際

著者: 東本恭幸1 高橋英世1 大沼直躬1 田辺政裕1 吉田英生1

所属機関: 1千葉大学医学部小児外科

ページ範囲:P.197 - P.208

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 小児外科領域においては,近年の診断技術の進歩により,術前診断がつかぬまま開腹せざるを得えない症例(古典的な急性腹症)はこく少数例に限られてきている.小児の腹部救急症例の診療にあたっては,全身状態の把握,救急初期管理,的確な診断の3者が,常に同時に遂行されなければならない.特に幼若な児ほど病状の進行が速く,手術を要する割合も高率であることに注意すべきであり,本稿ではこの点をふまえ,教室における統計をもとにして,小児に特有な病態および代表的な疾患について言及した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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