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文献詳細

雑誌文献

臨床外科46巻3号

1991年03月発行

特集 乳房温存療法の実践

乳房温存療法における放射線の役割

著者: 大川智彦1

所属機関: 1東京女子医科大学放射線科

ページ範囲:P.323 - P.328

文献概要

 乳癌は腺癌といえども放射線感受性の良い腫瘍であり,古くから乳癌治療に大きく貢献してきた.近年,縮小手術と照射を相補的に用いることにより乳癌の根治を図ろうとする乳房温存療法がわが国においても本格的に取り入れられようとしている.治癒率を下げなければ,切除範囲を小さくし,患者のquality of lifeを守ろうとする考え方は当然容認される.
 今後,局所再発や晩期合併症に十分留意し,日本女性のための乳房温存における最適手術と最適照射法の確立に努力していかねばならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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