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臨床報告
大腸悪性リンパ腫の3例
著者: 田中千凱1 大下裕夫1 芥子川逸和1 加地秀樹2
所属機関: 1岐阜市民病院外科 2岐阜市民病院病理検査部
ページ範囲:P.369 - P.373
文献購入ページに移動大腸に発生する悪性腫瘍は癌腫が大部分を占め,悪性リンパ腫は稀である.本症は術前の確診率が低く,術後の組織学的検索によりはじめて診断がなされることが多かったが,最近では術前の確診率が高くなりつつある.
著者らは18年間に3例の大腸悪性リンパ腫を経験したが,術前の生検で確診できたのは1例のみで,他の2例は術後の組織学的検索によりはじめて確診が得られた.この3例を免疫組織学的検討と文献的考察を加えて報告する.
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