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特集 癌のPalliative Therapy
癌性疼痛
著者: 花岡一雄1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院分院麻酔部
ページ範囲:P.457 - P.463
文献購入ページに移動 癌の治療法の進歩とともに,延命期間が長期化し,quality of lifeが提唱されている現在,癌性疼痛対策は重大な問題となっている.本稿では,癌性疼痛の成因,その神経生理学的特徴や特殊性について述べた.また除痛方法として,薬物療法,神経ブロック,下垂体アルコールブロック,外科療法などについて説明した.癌性疼痛の治療には,身体的因子だけに目をとらわれないで,心理的因子のかかわりを常に念頭において,精神的ケアを含めた全人的立場に立った対策が必要である.
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