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小児外科医の独白・4
文献概要
ヒルシュスプルング病(H病)この病気の診断・治療こそ,小児外科医の専門領域である.私の『小児疾患と文学』にも,H病をタイトルとした章こそないが,関連記事は3ヵ所ほどに顔を出す.
1つは,第24章で紹介したコムロウ著(諏訪邦夫訳)『医学を変えた発見の物語』1)の中にある「新生児RDSの肺の病理組織に硝子様膜が発見されたが,これは原因ではなく結果である」というくだりで,「読んでいてH病の別名としての巨大結腸症を思い出しておかしくなった」という私の述懐がある.
1つは,第24章で紹介したコムロウ著(諏訪邦夫訳)『医学を変えた発見の物語』1)の中にある「新生児RDSの肺の病理組織に硝子様膜が発見されたが,これは原因ではなく結果である」というくだりで,「読んでいてH病の別名としての巨大結腸症を思い出しておかしくなった」という私の述懐がある.
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