文献詳細
臨床報告
腸間膜原発Paragangliomaの1例
著者: 田中千凱1 大下裕夫1 加地秀樹2
所属機関: 1岐阜市民病院外科 2岐阜市民病院病理
ページ範囲:P.503 - P.506
文献概要
腸間膜腫瘍は症状に乏しいため,発見が遅れることが多い.この腫瘍の診断には腸管X線造影,超音波検査,CTスキャン,血管造影などが有用ではあるが,これらの術前検査によっても確定診断が困難なことがある.
最近,われわれは術前検査では発生部位の確定診断が困難であった腸間膜原発のparagangliomaの1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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