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特集 術前一般検査—異常値の読みと対策
文献概要
出血は外科の歴史が始まって以来,外科医を悩ませ続けてきた合併症であり,手術に際して止血機構の必要かつ十分な評価が不可欠である.そのためには,まず注意深い問診・視診・理学検査により,unsuspected bleederとsuspected potential bleederに鑑別し,必要最低限のスクリーニングテストを行う.異常が認められた場合にのみ,精査を行い,原因を究明すればよく,不必要な検査を慎むべきである.
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