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文献詳細

雑誌文献

臨床外科46巻5号

1991年05月発行

特集 術前一般検査—異常値の読みと対策

代謝・栄養の評価

著者: 横田憲一1 西平哲郎1 森昌造1

所属機関: 1東北大学医学部第2外科

ページ範囲:P.575 - P.582

文献概要

 手術侵襲下の生体においては,内部環境の維持のために代謝動態は大きく変動する.この変動期を円滑に乗り切るために,術前の栄養評価および術前,術後を通した栄養管理は重要である.
 術前の栄養評価は一般に体重測定,上腕三頭筋部皮下脂肪厚,上腕筋囲などの身体計測に加えて,血清albumin,rapid turnover proteinなどの血液検査,および免疫学的検査を総合して行う.
 術前の栄養管理によって術後の重大な合併症が予防されることが期待されることから,われわれは,術前の栄養管理を積極的に行っているが,個々の症例ごとに栄養管理前後で栄養評価を行い,手術適応を検討するようにしている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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