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文献詳細

雑誌文献

臨床外科46巻5号

1991年05月発行

小児外科医の独白・5

続・ヒルシュスプルング病(根治手術の各種)

著者: 角田昭夫1

所属機関: 1神奈川県立こども医療センター病院

ページ範囲:P.590 - P.591

文献概要

 Swenson手術(続き)Swensonは1975年に,自分の手術の総決算を発表1)している.その抜粋を読むと,1948年の術式発表以来,シカゴとボストンとで13人の小児外科医が483人のH病患児にSwenson手術を行い,5年以上経過した282人の90%が正常排便であり,10人(2.1%)に大便汚染(soiling)がみられたが,尿失禁者もインポテンツのものも一人もいないという.結腸の剥離操作による骨盤神経損傷のないことも,彼が自分の手術を自慢する根拠となっている.
 80人が結婚し,146人のこどもを作った.この中で医師になった2人から,性生活に関する調査が詳しく得られたという私の記憶があるが,今度読み直してその箇所が見当たらない.もしかするとアメリカン・カレッジで聞いた話なのかも知れない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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