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文献詳細

雑誌文献

臨床外科46巻5号

1991年05月発行

文献概要

前立ちからみた消化器外科手術・1【新連載】

開腹・開胸術における前立ちの基本操作

著者: 早川直和2 二村雄次1

所属機関: 1名古屋大学医学部第1外科 2国家公務員等共済組合連合会東海病院外科

ページ範囲:P.593 - P.597

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 消化器外科手術手技に関しては万巻の成書があるが,これらの記載は術者の方からみた手術動作に関するものがすべてであり,どこをどのように切離するかというように記載されている.切るべき所を術者が切りやすいようにいかに術野を展開するかということについてはほとんど触れられていない.
 術野の展開は助手の最も大切な仕事であるが,助手の動作に関する手術書は見当たらない.今回からの連載では,第一助手(前立ち),第二,第三助手(鉤引き)の基本操作を中心に,助手の側からみた消化器外科手術のあり方について述べる.obenの先生についてもらって胆嚢摘出術や胃切除ができるようになった人に,一歩進んでuntenの先生を助手にして手術をしたり,untenの先生の前立ちをして手術の指導ができるようなテクニックを身につけていただくのを目的とした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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