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文献詳細

雑誌文献

臨床外科46巻6号

1991年06月発行

特集 食道静脈瘤治療の焦点

食道静脈瘤治療におけるControversy

著者: 小林迪夫1 御手洗義信1 吉田隆典1

所属機関: 1大分医科人学第1外科

ページ範囲:P.721 - P.728

文献概要

 食道静脈瘤に対する治療は複雑多岐にわたり,緊急,待期,予防いずれの時期においてもcontro-versialな問題をもっている.緊急例に対しては安全に—時止血を得ること,また待期・予防例では確実かつ永続的な治療法を選択することが望ましい.近年の硬化療法の普及,成績の向上にはめざましいものがあるが,治療抵抗例のあること,効果の持続性に問題があることも事実である.このため,症例ごとに原疾患,肝機能,門脈循環動態などの正確な評価を行い,個々の病態に応じた治療法を選ぶべきであろう.すなわち,各種治療法の適応と限界を熟知し,これを合理的に選択あるいは組み合わせて用いる集学的治療の重要性について言及した,

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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