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文献詳細

雑誌文献

臨床外科46巻7号

1991年07月発行

特集 熱傷治療のトピックス

初期輸液療法—私はこうしている

著者: 鈴木敏彦1 前川和彦2

所属機関: 1北里大学医学部形成外科 2北里大学救命救急医学

ページ範囲:P.797 - P.802

文献概要

 熱傷ショックにおける初期輸液療法の目的は,多量に喪失した細胞外液を正常に戻し細胞の機能と代謝を再開させることである.その理論に基づき数々の輸液公式が提唱されているが,われわれはParklandの公式に準じて広範囲熱傷患者の初期輸液を行っている.
 今回われわれは,北里大学病院救命救急センターで治療した過去5年間の広範囲熱傷患者のデータをretrospectiveに分析した.その結果,当院における初期輸液療法で臨床上特に問題はみられなかった.
 本論文では,熱傷の病態および初期輸液療法における最近の知見と問題点について検討を行い,われわれの考え方を述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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