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文献詳細

雑誌文献

臨床外科46巻7号

1991年07月発行

特集 熱傷治療のトピックス

感染の予防とマネージメント—外科療法

著者: 猪口貞樹1 田島知郎2 三富利夫2

所属機関: 1東海大学医学部救急医学 2東海大学医学部外科Ⅱ

ページ範囲:P.823 - P.829

文献概要

 近年,重症熱傷に対する外科治療は,受傷後早期に深い熱傷創を切除し,同時に創を閉鎖して感染を未然に防ぐ方法(早期熱傷創切除植皮術)が主流になってきた.しかし,熱傷が極めて広範囲に及ぶ症例では,切除後の創の閉鎖をいかにして行うかという課題が残されている.
 これに対して,過去10年余りの間に同種植皮,人工皮膚,培養表皮細胞などを用いた治療が試みられ,従来救命不可能であった広範囲III度熱傷の治療も可能となりつつある.これらの方法にはまだ改善の余地が残されており,今後の発展が期待される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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