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文献詳細

雑誌文献

臨床外科46巻7号

1991年07月発行

文献概要

特集 熱傷治療のトピックス

感染の予防とマネージメント—理学療法

著者: 池上敬一1 島崎修次1

所属機関: 1杏林大学医学部救急医学

ページ範囲:P.845 - P.849

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 熱傷治療においては,創部感染対策の成否が予後を左右する.熱傷創部に対し非特異的で物理的な手段により,創感染を予防する方法を理学療法という.その目的は,創部への細菌の定着を防止すること,定着した細菌の増殖・侵入を阻止し局所感染成立を防止すること,そして創傷治癒過程を促進することである.本稿では,細菌の定着を阻止する病室やベッドの管理法,汚染され局所感染の可能性が高い創部を清浄化する温浴療法,そして壊死組織を保存的にできるだけ早く除去しようとする酵素的デブリードマンについて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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