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文献詳細

雑誌文献

臨床外科46巻7号

1991年07月発行

文献概要

小児外科医の独白・7

続・鎖肛(国際分類—続き)

著者: 角田昭夫1

所属機関: 1神奈川県立こども医療センター

ページ範囲:P.866 - P.867

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 Hardy Hendrenのジョーク フロリダ州のボカ・ラトン(Boco Raton)で第7回米国小児外科学会(APSA)が開かれた1976年,ボストンのHendrenがMRIを使った鎖肛の診断方法を発表した.Hendren氏は折しも自ら結腸癌の手術を受けた直後で,「MRIルームの磁場の中で,俺の腸吻合に使われたメタルが踊り出して,いつ吻合部が破裂するかヒヤヒヤしどおしだった」というジョークがパーティーでの話題をさらった.
 Hendrenという人は,ボストン出身の看板を首からぶら下げたような高姿勢で,こちらの言うことなど鼻も引っ掛けない男である.鎖肛に関しては,女児総排泄孔(Cloaca—つまり直腸,腟,外尿道孔が1つに集まる病型)の根治手術に関する優れた論文1)を発表している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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