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文献詳細

雑誌文献

臨床外科46巻7号

1991年07月発行

臨床報告

術前に診断しえた特発性上腸間膜静脈血栓症の1治験例

著者: 中尾達也1 佐々木襄1 角重信1 川口正晴1 藤川光一2

所属機関: 1広島総合病院外科 2広島総合病院画像診断部

ページ範囲:P.887 - P.890

文献概要

はじめに
 特発性上腸間膜静脈血栓症は頻度が少なく,また,術後再発率も高いため,予後不良な疾患の一つとされている.さらに,特異的な症状に乏しく,術前診断が困難であり,開腹手術により初めて診断される症例が少なくない.
 今回われわれは,腹部超音波検査および腹部com-puted tomography(CT)検査が術前診断に有用であった特発性上腸間膜静脈血栓症の1例を経験し,救命しえたので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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