文献詳細
臨床報告
脳転移巣切除後の腸重積手術で発見された回腸癌の1例
著者: 中野秀貴1 後藤田明彦1 中村健児1 西部学1 高田譲二1 今野哲朗1 宮田昭一1
所属機関: 1苫小牧市立総合病院外科
ページ範囲:P.895 - P.898
文献概要
原発性小腸癌は稀な疾患で,全消化管癌の1〜3%を占めるといわれる1).特有の症状に欠け,また,小腸検査の難しさのため,術前の診断は困難であり,早期に発見されることは少ない.
われわれは,脳転移症状で発症し,腸重積のための開腹術において発見された原発性回腸癌の1例を経験したので報告する.
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