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文献詳細

雑誌文献

臨床外科47巻1号

1992年01月発行

文献概要

特集 外科における超音波検査—新しい展開

胆膵領域の内視鏡的超音波診断法

著者: 船川武俊1 木本英三1 内藤靖夫2 三竹正弘2

所属機関: 1国家公務員共済組合連合会名城病院内科 2名古屋大学医学部第2内科

ページ範囲:P.33 - P.43

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 内視鏡的超音波検査は胆膵疾患の診断において以下のごとく意義がある.膵疾患では,死角が少なく,小腫瘤病変が高率に描出でき,膵管癌・膵島細胞腫・炎症性腫瘤の鑑別がほほ可能である.胆嚢疾患では,コレステロールポリープと過形成ポリープ・腺腫・腺癌との鑑別診断,および胆嚢癌の壁深達度診断が可能となった.周辺臓器との関係を詳細に描出することで,膵癌・胆嚢癌・胆管癌・乳頭部癌の進展度診断がより正確に診断できるようになった.リンパ節腫大の鑑別診断にも有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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