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文献詳細

雑誌文献

臨床外科47巻1号

1992年01月発行

文献概要

特集 外科における超音波検査—新しい展開

超音波カラードプラ断層法—原理と応用

著者: 植野映1 森島勇1 東野英利子1 田中秀行1 川上康1 奥田諭吉1 海老原玲子1 角田博子1

所属機関: 1筑波大学臨床医学系外科

ページ範囲:P.45 - P.54

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 カラードプラ断層法は低速の血流をも捉えられるようになってから,循環器領域のみならず,他領域にも用いられるところとなった.当初は門脈血流を画像化することは不可能といわれたが,いまでは門脈のみならず腫瘍内の1mm以下の細い血管をも描出することは可能となり,良悪性の質的診断あるいは機能的診断にも利用されるようになった。このカラードプラ断層法を理解するために本論文では,はじめにドプラ効果の原理とパルスドプラ法を解説し,つぎにカラードプラ断層像を描くための移動目標指示装置,自己相関法について述べ,そして折り返し現象などのアーチファクトについても言及した.また,現在,応用されている臨床外科的範囲を紹介した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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