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文献詳細

雑誌文献

臨床外科47巻10号

1992年10月発行

臨床報告

サルコイドーシスに合併した甲状腺癌の1切除例

著者: 渡辺進一郎1 市橋匠1 呉哲彦1 関征夫1 寺崎敏郎2 寺田忠史3

所属機関: 1市立敦賀病院外科 2市立敦賀病院内科 3金沢大学第2病理

ページ範囲:P.1381 - P.1384

文献概要

 はじめに
 癌の所属リンパ節にサルコイド結節を認めることがある.これは癌転移に対する免疫反応の1つであるサルコイド反応によるものか,サルコイドーシスの全身症状の1つなのか鑑別が困難である.一方,甲状腺疾患とサルコイドーシスが合併するということは以前より知られているが,甲状腺癌とサルコイドーシスが合併することはきわめて稀である.
 今回われわれは,サルコイドーシスに罹患した患者で,頸部腫大リンパ節を伴った甲状腺乳頭癌の1例を経験し手術を行ったので,若干の考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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