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文献詳細

雑誌文献

臨床外科47巻11号

1992年10月発行

文献概要

特集 外科患者・薬物療法マニュアル Ⅰ.救急患者のプライマリ・ケアにおける薬物療法

7.頭痛

著者: 平井俊策1

所属機関: 1群馬大学医学部神経内科

ページ範囲:P.22 - P.23

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 頭痛は日常診療上最もしばしば訴えられる症状の1つである.この中には放置しておいても心配のないものから,重篤な原因疾患によって起こり早期に適切な処置をとらないと生命に危険の及ぶものまで多彩なものが含まれる.救急患者が頭痛を訴えて来院する場合は,以下に述べる急性頭痛で原因疾患が重篤であり,頭痛の程度も著しいことが多い.したがって,早く的確に原因疾患を診断し,その治療を急ぐことが,まず基本的に重要である.しかし,頭痛そのものも患者にとってははなはだしい苦痛であり,恐怖や興奮状態を引き起こすなどして状態をさらに悪化させ悪循環を招く引き金ともなるので,原因疾患の治療とともに頭痛そのものを軽減させるような薬物療法が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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