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文献詳細

雑誌文献

臨床外科47巻11号

1992年10月発行

特集 外科患者・薬物療法マニュアル

Ⅰ.救急患者のプライマリ・ケアにおける薬物療法

17.破傷風,ガス壊疽

著者: 藤井千穂1

所属機関: 1川崎医科大学救急医学

ページ範囲:P.44 - P.45

文献概要

 破傷風
 芽胞性の嫌気性グラム陽性桿菌である破傷風菌による感染症である.この菌の出す菌体外毒素(exotoxin)であるtetanolysin, tetanospasminが中枢神経に付着し,脊髄前角細胞の興奮性の亢進により,横紋筋の硬直と痙攣を主とする症状を呈する.
 したがって,破傷風菌に対する抗菌薬,菌体外毒素を抑制する血清療法,痙攣を抑えるための薬物投与が治療の主体となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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