文献詳細
特集 外科患者・薬物療法マニュアル
Ⅰ.救急患者のプライマリ・ケアにおける薬物療法
文献概要
破傷風
芽胞性の嫌気性グラム陽性桿菌である破傷風菌による感染症である.この菌の出す菌体外毒素(exotoxin)であるtetanolysin, tetanospasminが中枢神経に付着し,脊髄前角細胞の興奮性の亢進により,横紋筋の硬直と痙攣を主とする症状を呈する.
したがって,破傷風菌に対する抗菌薬,菌体外毒素を抑制する血清療法,痙攣を抑えるための薬物投与が治療の主体となる.
芽胞性の嫌気性グラム陽性桿菌である破傷風菌による感染症である.この菌の出す菌体外毒素(exotoxin)であるtetanolysin, tetanospasminが中枢神経に付着し,脊髄前角細胞の興奮性の亢進により,横紋筋の硬直と痙攣を主とする症状を呈する.
したがって,破傷風菌に対する抗菌薬,菌体外毒素を抑制する血清療法,痙攣を抑えるための薬物投与が治療の主体となる.
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