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特集 外科患者・薬物療法マニュアル Ⅲ.術前・術後管理における薬物療法の実際
6.胃十二指腸潰瘍手術
著者: 青木照明1 柏木秀幸1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学第2外科
ページ範囲:P.92 - P.93
文献購入ページに移動 近年,消化性潰瘍外科治療の87%は,出血,穿孔,狭窄による合併症潰瘍であり,緊急手術が全体の70%を占めるに至っている.したがって,その術前・術後管理には,消化性潰瘍に対する治療のみならず,潰瘍に伴う合併症対策も重要である.
消化性潰瘍治療薬(表1)としては,ヒスタミンH2—受容体拮抗剤(以下H2—RA)をはじめとする減酸薬剤が治療の中心である.胃手術後では,施行された術式にもよるが,術式特有の症状や長期的な術後障害が認められることがあり,適切な薬剤の投与と指導が必要である.
消化性潰瘍治療薬(表1)としては,ヒスタミンH2—受容体拮抗剤(以下H2—RA)をはじめとする減酸薬剤が治療の中心である.胃手術後では,施行された術式にもよるが,術式特有の症状や長期的な術後障害が認められることがあり,適切な薬剤の投与と指導が必要である.
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