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特集 外科患者・薬物療法マニュアル Ⅳ.術後愁訴・合併症に対する薬物療法
2.興奮・不眠
著者: 杉山貢1 若杉純一1
所属機関: 1横浜市立大学医学部救命救急センター
ページ範囲:P.120 - P.121
文献購入ページに移動 手術は患者にとって精神的にも身体的にも大きなストレスであり,したがって,周術期には誰でも精神的に不安定な状態になり,時には“興奮”や“不眠”といった精神的な障害を生じたり,また分裂病や神経症などの基礎疾患を有する場合には,手術を契機としてこれらの症状が悪化して,外科治療の妨げになることもある.
これらの愁訴は,程度が軽くて積極的な治療の必要のないものから,治療を要するものまで様々であるが,集中治療室での管理が遷延したり(ICU症候群),術後の経過が不良であった場合には,興奮や不眠が患者の最も強い苦痛となることがある.
これらの愁訴は,程度が軽くて積極的な治療の必要のないものから,治療を要するものまで様々であるが,集中治療室での管理が遷延したり(ICU症候群),術後の経過が不良であった場合には,興奮や不眠が患者の最も強い苦痛となることがある.
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