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文献詳細

雑誌文献

臨床外科47巻11号

1992年10月発行

特集 外科患者・薬物療法マニュアル

Ⅳ.術後愁訴・合併症に対する薬物療法

5.呼吸抑制

著者: 森田茂穂1 三枝宏彰1

所属機関: 1帝京大学医学部附属市原病院麻酔科

ページ範囲:P.128 - P.129

文献概要

 呼吸抑制とは,動脈血炭酸ガス分圧(PaCO2)の上昇や動脈血酸素分圧PaO2の低下に対して,十分な換気が行われていない状態をいう.呼吸抑制を生じる原因は,呼吸中枢に問題があるもの,呼吸筋,気道などの未梢に原因があるものに大別できる(表1).
 麻薬,鎮静薬,全身麻酔薬の投与による中枢性呼吸抑制,筋弛緩薬の効果の遷延,疼痛による呼吸運動障害による末梢性呼吸抑制が,周術期の呼吸抑制の原因で重要と考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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