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特集 外科患者・薬物療法マニュアル Ⅴ.併存疾患をもつ外科患者の薬物療法
12.低血圧
著者: 高浜龍彦1
所属機関: 1埼玉医大学総合医療センター第1外科
ページ範囲:P.175 - P.177
文献購入ページに移動 なぜ薬物療法が必要か
通常,健康人においては,低血圧症は体質的なものであって治療的意味は少ない.外科において問題となる低血圧は,術前あるいは術後の病的状態において循環不全に伴うものであり,全身状態の改善のためには,その病態に応じた治療が必要である.したがって,単に血圧をコントロールするということより,低血圧の原因を循環動態として確実に把握し,適切な薬剤を用いることが肝要である.
通常,健康人においては,低血圧症は体質的なものであって治療的意味は少ない.外科において問題となる低血圧は,術前あるいは術後の病的状態において循環不全に伴うものであり,全身状態の改善のためには,その病態に応じた治療が必要である.したがって,単に血圧をコントロールするということより,低血圧の原因を循環動態として確実に把握し,適切な薬剤を用いることが肝要である.
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