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文献詳細

雑誌文献

臨床外科47巻11号

1992年10月発行

特集 外科患者・薬物療法マニュアル

Ⅴ.併存疾患をもつ外科患者の薬物療法

16.肺高血圧症

著者: 森透1

所属機関: 1鳥取大学医学部第2外科

ページ範囲:P.186 - P.187

文献概要

 肺動脈の血圧の平均圧は通常20mmHg以内であり,25mmHgを超えることはない.これを超える肺高血圧の原因は以下のとおりである.1.ハイポキシアに原因する場合 慢性気管支炎,気管支喘息,肺気腫,肺線維症,サルコイドーシス,肺悪性腫瘍,胸郭運動障害など.2.肺血管系の閉塞に原因する場合 肺塞栓症,原発性肺高血圧症,アイゼンメンジャー症候群など.3.先天性心大血管疾患に原因する場合(アイゼンメンジャー症候群を除く) 4.後天性左心系疾患に原因する場合
 以下に,肺高血圧症を併存する外科患者の主疾患治療時の補助的薬物療法を述べる.主な薬物の用法用量などについては表に示す.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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