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文献詳細

雑誌文献

臨床外科47巻11号

1992年10月発行

特集 外科患者・薬物療法マニュアル

Ⅴ.併存疾患をもつ外科患者の薬物療法

22.ネフローゼ症候群

著者: 小林豊1

所属機関: 1北里大学医学部内科

ページ範囲:P.202 - P.203

文献概要

 ネルローゼ症候群の原因疾患は,原発性糸球体疾患とSLEや糖尿病などに伴う続発性糸球体疾患があるが,本稿では原発性糸球体疾患によるネフローゼ症候群の場合について概説する.ネフローゼ症候群を呈するほどの病態は腎炎として活動性の強い病期であり,原則的には原因疾患の治療を優先し手術は極力避けるべきであるが,手術が緊急を要する状況を考えて検討してみたい.
 手術を前提としたネフローゼ症候群の患者に対する基本的対応は以下の3点にしぼられる.①低蛋白血症に由来する低栄養状態の改善,②易感染性に対する対応,③循環動態の管理.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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