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文献詳細

雑誌文献

臨床外科47巻11号

1992年10月発行

特集 外科患者・薬物療法マニュアル

Ⅵ.注意すべき状態の患者への薬物療法

2.ナトリウム・カリウム・クロール異常

著者: 田中孝也1

所属機関: 1関西医科大学救命救急センター

ページ範囲:P.242 - P.243

文献概要

 生体が正常な生命活動を営むためには水分電解質の恒常性を維持することが不可欠である.ナトリウム(Na)は細胞外液における陽イオンの大部分を占めており,細胞外液および浸透圧の維持にきわめて重要な働きをしている.カリウム(K)は細胞内陽イオンの主体であり,細胞膜電位保持に重要な役割を担い,細胞外液中の主要な陰イオンであるクロール(Cl)は,重炭酸イオンの動態と密接に関係し,酸塩基平衡維持に重要な役割を担っている.したがって,術前・術後にこれら電解質の恒常性を維持することが重要となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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