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文献詳細

雑誌文献

臨床外科47巻11号

1992年10月発行

文献概要

特集 外科患者・薬物療法マニュアル Ⅵ.注意すべき状態の患者への薬物療法

13.高度肥満者

著者: 川村功1

所属機関: 1石橋総合病院外科

ページ範囲:P.266 - P.267

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 なぜ注意すべき状態なのか
 肥満は体組成のなかで脂肪組織が増えてしまい体重の増加をきたした状態である.高度肥満者とは明確な規定がないが,肥満度が170%以上またはBMI(body mass index)が35以上のものという線が大方の首肯するところである.ちなみに肥満度が200%を越えると重症肥満とし,外科治療法の対象となる1).このような重症肥満に対しての手術に際しては,数多くのリスクファクターを含んでいるために,厳格な術前,術中,術後の管理を要する.
 それでは,なぜ著しい肥満者にはそのような問題があるのであろうか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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