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文献詳細

雑誌文献

臨床外科47巻12号

1992年11月発行

特集 悪性腫瘍治療の現況—他科では今

食道癌—形成外科では,今(遊離空腸移植による再建)

著者: 朝戸裕貴1 波利井清紀1

所属機関: 1東京大学医学部形成外科学教室

ページ範囲:P.1413 - P.1419

文献概要

 最近,食道癌の治療においてもチームアプローチがすすみ,手術の際にも消化器外科をはじめ胸部外科,頭頸部外科,そして形成外科のスタッフがチームを組んで携わる機会が多くなってきた.患者のQOLを向上させるためには,腫瘍切除後の食道再建における形成外科の役割も重要で,近年マイクロサージャリーを用いた遊離腸管移植が広く行われるようになった.遊離腸管移植は下咽頭・頸部食道癌切除後の典型的な頸部食道再建以外にも,現在種々の食道癌切除後の再建術に応用されている.本稿においては特に遊離空腸移植による再建手術手技の実際と,これらの応用について紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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