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文献詳細

雑誌文献

臨床外科47巻12号

1992年11月発行

特集 悪性腫瘍治療の現況—他科では今

大腸癌—泌尿器科では今(腸管を用いた尿路変更)

著者: 田崎寛1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.1447 - P.1453

文献概要

 最近泌尿器科で行う尿路変更術は,導管造設術からContinent Urinary Reservoir:CUR(尿禁制腸管膀胱あるいは非失禁型尿路変更術)さらにNeobladder(腸管膀胱)造設術へ向けて急速な変遷を遂げつつある.
 ここでは最も代表的なCURとして,Kock Pouch,Mainz Pouch,Indiana Pouchの3方法について,導管造設術と対比解説した.
 しかしながら大腸癌など骨盤内の悪性腫瘍によって尿路変更術を余儀なくされる場合は,回腸導管,結腸導管にもCUR以上の利点も残されており,適応は術後のQOLを含め,個々の症例で総合的に検討のうえ決定されるべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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