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文献詳細

雑誌文献

臨床外科47巻3号

1992年03月発行

文献概要

臨床研究

肝細胞癌切除術後の腹腔内感染症

著者: 久保正二1 木下博明1 広橋一裕1 岩佐隆太郎1 藤尾長久1 中田浩二1

所属機関: 1大阪市立大学医学部第2外科

ページ範囲:P.397 - P.400

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 はじめに
 近年,肝予備能の評価,術中・術後管理の向上により,肝切除術は比較的安全に行われるようになった.しかし,肝細胞癌症例の多くは肝硬変症を併存することや,いわゆるcompromized hostであることから,肝切除術後の感染症は肝不全や多臓器障害(MOF)の誘因にもなりうる重要な問題である1,2)
 今回,著者らは肝細胞癌切除後の合併症のうち比較的多い腹腔内感染症(本症)について検討を加えた結果,若干の知見を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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