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文献詳細

雑誌文献

臨床外科47巻4号

1992年04月発行

文献概要

特集 静脈・経腸栄養のトピックス

栄養素至適投与量の決め方

著者: 篠沢洋太郎1 相川直樹2 安藤暢敏2 小澤壮治2 小山恭正2 中川基人1 平田俊弥1 佐々木淳一2 北島政樹1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部救急部 2慶應義塾大学医学部医学部外科

ページ範囲:P.451 - P.458

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 侵襲高代謝期の代謝動態の特徴は,エネルギー需要の増加,耐糖能異常,分枝鎖アミノ酸(BCAA)のエネルギー源・蛋白合成に対する必要性の増加である.また進行したsepsisでは脂肪の合成促進・代謝抑制がみられる.エネルギー投与はBEEの1.4〜1.6倍とし,グルコースを主体とし,インスリン投与にて耐糖能異常に対処する.グルコース投与量>7mg/kg・min,RQ>1.0となる場合にはエネルギー源として脂肪投与を考慮するが,血中トリグリセライド増加時では中止する.アミノ酸投与量は1.5〜2.5g/kg・dayとし35〜50%をBCAAで投与,非蛋白エネルギー/Nを100〜200とする.非経口栄養管理が長期となる場合には必須脂肪酸,微量元素の欠乏に留意する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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