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文献詳細

雑誌文献

臨床外科47巻4号

1992年04月発行

特集 静脈・経腸栄養のトピックス

新しい栄養素材—アミノ酸

著者: 宇佐美真1 大柳治正2 斉藤洋一1

所属機関: 1神戸大学医学部第1外科 2近畿大学医学部第2外科

ページ範囲:P.465 - P.473

文献概要

 最近開発されたBCAA液は,熱傷,敗血症,外科手術後などの侵襲下での栄養素材として有用であり,蛋白アミノ酸代謝の改善に有効である.肝不全用としては,BCAAを増やしAAAを減らした輸液および経腸栄養剤が有用である.腎不全用必須アミノ酸液はアミノ酸インバランスによる問題があり,新処方を検討中である.グルタミン液は消化管粘膜の栄養基質として侵襲下,放射線,抗癌療法に対して,また,アルギニンは,その多岐におよぶ生理的意義から各種病態への適応が考えられ,アミノ酸インバランス輸液も抗癌効果をねらい,いずれも基礎的,臨床的に検討中である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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