icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科47巻4号

1992年04月発行

文献概要

特集 静脈・経腸栄養のトピックス

癌患者の病態と栄養管理

著者: 平松義文1 日置紘士郎1

所属機関: 1関西医科大学外科

ページ範囲:P.481 - P.487

文献購入ページに移動
 高カロリー輸液法や経腸栄養法は,いまや癌治療の際の補助的手段として不可欠のものである.その目的は,担癌によるprotein calorie malnutritionへの対策,栄養状態の維持改善による化学療法や放射線療法の副作用を軽減すること,摂取栄養素をコントロールすることで直接癌の増殖・転移を阻止することなどがあげられる.とくにサイトカインや液性因子などに関する研究の急速な発展は,栄養療法の将来にとっても楽観的な見通しを抱かせる.
 癌治療の際の栄養療法における最近のトピックス,とくに癌患者の病態とそれに基づいた栄養管理はいかにあるべきか,またアミノ酸インバランス療法の現状について報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?