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特集 腫瘍マーカーの理論と実際
腫瘍マーカーによる治療効果の判定
著者: 大倉久直1 菅野康吉1 島田安博1 斎藤大三1 白尾国昭1 岡崎伸生1 岡田周市1 吉森正喜1
所属機関: 1国立がんセンター内科,薬物療法部,臨床検査部
ページ範囲:P.621 - P.628
文献購入ページに移動腫瘍マーカーには,再現性のある定量値として追跡でき,目にみえない転移や浸潤が観測でき,体内の腫瘍全体の動向が反映されるなど,画像診断や外科的診断よりも優れている部分がある,しかし,特別なマーカーを産生しない癌があり,腫瘍塊中のマーカー産生細胞は一部分であり,治療中に癌細胞が変異して腫瘍マーカーの産生が変化する場合もあり,非特異的マーカー産生もあるなど欠点も少なくない.個々の腫瘍でのマーカーの特性を知って,画像と共に臨床評価に利用したい.
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