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文献詳細

雑誌文献

臨床外科47巻5号

1992年05月発行

臨床報告

バイオポンプを使用した門脈合併膵頭十二指腸切除術の1例

著者: 松井直樹1 木村泰三1 吉田雅行1 桜町俊二1 滝浪實1 原田幸雄1

所属機関: 1浜松医科大学第1外科

ページ範囲:P.667 - P.671

文献概要

 はじめに
 膵頭十二指腸切除術における門脈合併切除例の増加により,門脈遮断による腸管血流の鬱滞や,阻血性肝細胞障害がしばしば問題となる.このため,これまでに様々なバイパス法が考案されている.また肝臓移植手術では,無肝期の門脈血,下大静脈血をBiomedicus centrifugal pump(以下バイオポンプ)を用いて能動バイパスし良好な結果を得たとの報告がある.
 今回,われわれはバイオポンプを用いて体外循環回路を作成,門脈合併膵頭十二指腸切除術を施行したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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