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文献詳細

雑誌文献

臨床外科47巻6号

1992年06月発行

文献概要

特集 いまイレウスを診療する A イレウスの診断

USは診断に役立つ

著者: 平尾幸一1 小幡史郎1 神崎修一1 福田俊夫1 林邦昭1 永田凱彦2

所属機関: 1長崎大学医学部放射線医学教室 2沖縄県立中部病院放射線科

ページ範囲:P.709 - P.713

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 ポイント:超音波検査(以下,US)はイレウスの診断に有用であり,その原因疾患を究明できることも少なくない.USの最大の特徴は,ベッドサイドで腸管の蠕動や腹水の性状をreal timeで観察できることであり,これは他の検査法では不可能である.Pseudo-kidney sign,multiple concentric ring sign,keyboard signなどは,USで明瞭に描出される画像である.特に絞扼性イレウスにおいては,USを経時的に行えばより早期に診断可能となり,緊急手術の適応の有無を決定できる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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